できなくて当然！初心者がいきなり寿司打をプレイしてはいけない理由

「寿司打でタイピング練習してるけど3000円コースすらクリアできない」
「寿司打での練習はもういいや」

タイピング練習を初めてする人の中に、寿司打を利用している人はたくさんいます。同時にクリアできない人もたくさんいます。

私もその内の1人でしたが、上達するために練習を重ねて10000円コースをクリアできるまでに成長しました。そしてタイピング初心者は、寿司打をいきなりプレイしてはいけないことがわかったのです。

本記事では初心者がいきなり寿司打をプレイしてはいけない理由と、絶対にやるべきタイピング練習を解説していきます。

タイピング初心者に必要なことは寿司打クリアではなく、もっと手前にある基礎です。寿司打クリアを目指している人は最後まで読み進めてください。

初心者が寿司打をプレイしてはいけない理由

初めてタイピング練習する人は寿司打を利用しないことをオススメします。理由は以下のような負のスパイラルに、はまってしまうからです。

初心者はタイピングになれていないため、いきなり寿司打をプレイしても思い通りにできません。

寿司打で練習するためには、少なくとも以下の2つが必要です。

• キーボードの配置を覚えている
• すべての指を使ってキーを打てる

これから初心者が寿司打をプレイしてはいけない理由を解説します。タイピングを上達させたい人は、しっかり理解しておきましょう。

基礎ができていないとクリア不可能

タイピングの基礎が身に付いていないと、寿司打の一番簡単なコースでもクリアできません。基礎は想像している以上にタイピングの根幹になるからです。

あなたは『Enterキー』を小指で押していますか？もし小指で押していないなら、基礎ができていないと言えます。

確かに3000円コースなら我流でクリアできてしまう可能性はあります。ですがそれ以上の上達は望めません。

タイピングの基礎は以下の2つです。

• ホームポジション
• タッチタイピング

初心者なら上記の言葉すら聞いたことがない人もいるでしょう。私もタイピングを学ぶまでは、まったく知りませんでした。そのため寿司打クリアできない日々が続きました。

基礎が身に付いていないため、寿司打をいきなりプレイしてもできないのです。

時間制限による焦りで正しく入力できない

寿司打は1単語・1文入力に制限時間があります。初心者は『時間制限』という大きな壁に悩まされることが多いでしょう。なぜなら今まで制限時間内に文字を入力した経験がないからです。

タイピング初心者で寿司打に挑戦している人なら、なおさら時間内に文字を入力した経験はないでしょう。寿司打をクリアするためには、時間を向き合うことが必要なのです。

結果「制限時間内に入力しないと！」と慌てて入力することになり、正しく入力できずに終わります。

我流がさらに悪化する

初心者がいきなり寿司打をプレイすると我流に磨きがかかってしまいます。

我流が悪い訳ではありません。

しかし今この記事を見ている人は、以下の状態になっていると想定されます。

我流でキーボードを操作していても、理想通りに文字が入力できないからタイピング練習しているのではないでしょうか？最終的に自分流のタイピングを身に付けたいのなら、まずは基礎を学びましょう。

タイピングを上達させて正しく入力したいなら、順番は基礎⇒応用の順です。

我流タイピングの修正は可能です。私は9年間タイピングの基礎をまったく知らずにパソコンで仕事してきました。基礎を知らなかったため、もちろん我流タイピングでキーボードを操作していました。

我流タイピングが染みついていた私も、今は基礎をベースにキーボード操作しています。寿司打でタイピングの基礎を身に付けるのは、正直難しいと言えます。我流を今より悪化させないために、初心者は寿司打をいきなりプレイしないでください。

寿司打はタイピングを上達させたいときに使うサイトである

寿司打はタイピング練習として有名なサイトのため、人気があります。有名な理由は寿司打で練習するとタイピングを上達させられるからです。つまり寿司打はタイピングの技術を磨くためのサイトであり、初心者のスタート時点ではないと断言できます。

初心者が寿司打に挑戦することは、負ける前提で敵と戦っていることと同じです。たとえるなら最初に5レベルのポケモンを手に入れて、そのまま3番目のジムリーダーに勝負を挑むようなものです。普通はそんなことしません。すぐに負けてしまいます。

自分のレベルを知り、レベルを上げてから寿司打に挑んでください。 寿司打はタイピングを上達させたいときに使うサイトであるため、活用方法を間違えないようにしましょう。

タイピング初心者が初めにやるべきこと

初心者は寿司打よりも先にやるべきことがあります。やるべきことは基礎・基本を練習することです。

これからタイピングの基礎練習について紹介します。 本気でタイピングを身に付けたいと思っているなら、避けずに練習しましょう。

ホームポジションを叩き込む

タイピングの基礎であるホームポジションを身につけてください。

ホームポジションは以下の効果を発揮してくれます。

• 正確性アップ
• 文字がたくさん入力できる
• 徐々に手元を見なくなる
• 無駄な動きがなくなる

ホームポジションを身に付けるとすべての指を使えるようになるため、上記の効果が発揮されるのです。

以下のようにホームポジションをセットしてください。

• 突起がある『F』と『J』がホームポジションの基準であるため左の人差し指を『F』、右の人差し指を『J』にセット
• 他の指をセットした指の横に並べる
• 左は『ASDF』、右は『JKL;』に指が常に触れている状態をつくる

キーボードに触れるときは毎回ホームポジションに指を置いてから操作しましょう。回数をこなせば最初に感じる違和感がなくなってきます。

Wordやメモ帳で50音を入力する

ホームポジションが理解できたら実際に文字を入力していきます。入力するのは50音です。その際にWordやメモ帳などのツールを活用しましょう。理由は自由に文字が入力できるからです。

タイピング初心者はすべての指を動かして、各指の感覚をつかむ必要があります。『A』『Z』『P』は小指で打つのが基本であり、初心者は小指の入力に慣れていません。各指の感覚がつかめるようになるまで練習すると、指を思い通りに動かせるようになります。

Wordやメモ帳は時間を気にすることなく、自分のペースで文字を入力できるのが利点です。キーボードの配置を覚えるために、Wordやメモ帳で50音を入力しましょう。

タッチタイピングを完成させる

50音を入力するときは手元を見ずにキーボードを触りましょう。手元を見ずにキーボードを操作することをタッチタイピングと言います。

タッチタイピングのコツは以下の通りです。

• ホームポジションに指を戻すクセを付ける
• 触っているキーが何かを頭の中で当てる
• 手探りで入力してみる

文字を連続で正しく入力するためには、タッチタイピングが必要不可欠です。タッチタイピングができるようになると、手元を見る時間が減ります。減った時間に比例してタイピングスピードが上がるのです。

寿司打には時間制限がありましたよね？つまり『タッチタイピングができない=寿司打クリア不可能』だと言えるのです。

タッチタイピングはタイピング力を上達させる鍵です。 ゆっくりでいいので手元を見ずに50音を入力してみましょう。

寿司打クリアを目指している目的がポイント

初心者が寿司打をクリアできない理由は、目的が明確になっていないからです。

あなたが寿司打クリアを目指す目的は何ですか？

それぞれ色々な目的がありますが、寿司打を活用する目的は1つしかありません。それはタイピング力を上達させることです。

「寿司打をやれば勝手にタイピングスキルが身に付く」という考えは遠回りになるので注意！

タイピング初心者は上達のために必要なことが、わからないかもしれません。「わからない」を知るためには明確な目的が必要です。

たとえば以下のような目的です。

寿司打3000円コースを制限時間以内にクリアする

3000円コースに出てくる単語・言葉の文字数は2～7文字入力です。制限時間は60秒です。つまり『60秒以内に2～7文字の単語・言葉を入力し続けられる力が必要』ということが見えてくるのです。

名詞や数字を目的に入れると明確な目的になります。明確な目的を持つことで今の自分にとって、寿司打のレベルが高いこともわかってくるでしょう。

レベルに合わないなら寿司打を今だけやめてみる

何度挑戦しても寿司打をクリアできないなら、寿司打を今だけ止めてみましょう。自分のレベルに合っていない練習を続けていても上達しません。

あなたにとって寿司打が『タイピングを上達させない方法』になっている可能性があります。

寿司打が正しい訳ではありません。自分に合っている方法でタイピングを上達させればいいのです。

先ほど紹介したように、初心者には寿司打以外にやるべきことがあります。

寿司打にこだわらず今の自分に必要なことを考えて取り組んでみることも大切

まとめ：タイピング初心者は寿司打よりもっと手前から始めること

本記事では以下のように初心者がいきなり寿司打をプレイしてはいけない理由と本当にやるべきタイピング練習を解説しました。

以上のことから初心者にとって寿司打のレベルは高いという事実がわかりました。

タイピング初心者は寿司打クリアにこだわらない方が上達します。寿司打クリアの先には『正確に素早く入力できる自分』がおり、寿司打クリアの手前は『基礎・基本』がいるのです。

焦る必要はありません。タイピング上達の道を地道に歩んで行きましょう。