「寿司打を1ヶ月以上やっているけどタッチタイピング
ができるようにならない」
「手元を見なくても思い通りに文字が
入力できるようになりたい」
寿司打を利用してタッチタイピングを身に付けようとしている初心者は、一旦寿司打から離れてください。初心者が寿司打をやり続けてもタッチタイピングは身に付きません。寿司打は初心者にとってレベルが高いのです。
本記事では寿司打やe-typingなどサイトを使わないWordを活用したタッチタイピング練習方法を紹介します。
- タッチタイピングが身に付く練習方法
- タッチタイピングのコツ
今回紹介するのはシンプルで試しやすい練習方法です。シンプルですが今よりも確実にタイピングが上達する方法でもあります。Wordを活用して練習したことがない人は最後まで読み進めて今日から試してみましょう。
寿司打はタッチタイピングを身に付けるのに不向き
寿司打はタッチタイピングを身に付けるのに向いていません。特に初心者はやめておきましょう。
理由は以下の通りです。
- 文字入力に時間制限がある
- ホームポジションを守らないとクリアできない
寿司打で練習するとタイピングが上達します。しかし早くタイピングを上達させたいからと言って、考えなしで寿司打をプレイしてはいけません。上達したいなら自分ができない方法で練習するのではなく、今の自分のレベルに合った方法で練習しましょう。
良い練習方法は寿司打だけではありません。
寿司打でタッチタイピングを
身に付けられたらいいな
タイピング初心者で上記のように思っているなら、これから紹介する方法を一度試してみてください。寿司打のように焦って入力する必要がありません。確実に身に付けるための方法になっています。
タッチタイピングを身に付ける練習方法
本記事で紹介するタッチタイピングを身に付ける練習方法は以下の通りです。
- Wordやメモ帳を使って文字を入力
- ホームポジションを守って50音を入力
- 目を閉じて50音を入力
この方法は以下のようなタッチタイピングに必要な要素が含まれています。
- キーボード配置を知る
- 手元を見ずにキーボードを操作
パソコンのキーボード操作時間を短縮するには、タッチタイピングの習得が効果的です。 タイピング初心者だけでなく、練習したはずなのにタッチタイピングが身に付けられなかった人も挑戦してみましょう。
Wordやメモ帳で文字を入力
タッチタイピングの練習環境はWord(Microsoft)を使いましょう。Wordがない人はパソコンに備わっている『メモ帳』でも練習できます。
Wordを使う理由は以下の通りです。
- 自由に文字を入力できる
- スコアが出ない
- 入力間違いをしても落ち込まない
寿司打3000円コースでは以下のようなお題が出てきます。
寿司打に出てくる単語・言葉の中には、日常で聞いたり見たりする機会が少ないものがあります。つまり聞きなれていない・見なれていないワードが出てくるのです。初心者は文字を入力することすら慣れていないため、急にお題が出てきても入力できません。そのため自由に入力できる環境でタイピング練習をするのです。
Wordは練習サイトではないため、入力を間違っても成績に影響しません。間違ったことで落ち込むことも少なくなるでしょう。Word・メモ帳を活用すると、タッチタイピング練習に集中できる最適な環境をつくれます。準備ができたら実際に文字を入力しましょう。
ホームポジションを守って50音を入力
タッチタイピングができない人には共通点があります。
ホームポジションが崩れている
50音のキー配置を覚えていない
間違うことが怖い
タッチタイピングができる人は指の動きに無駄がありません。ホームポジションは無駄な動きを抑える効果があります。無駄がないことは、迷いなくキーボードを操作できることに繋がるのです
迷いなく文字を入力するためには、文字入力の基本になる50音を入力できることも大事です。「ありがとうございました」と入力するためには、「ARIGATOUGOZAIMASHITA」の配置を覚える必要があります。
画面を見ながら「ありがとうございました」と入力できる人は、「今日はいい天気ですね」も入力できます。入力できる理由は全ての言葉・単語・文章で使われる50音の配置を覚えているからです。つまりタッチタイピングは50音を正しく入力できるようになることが必須とも言えます。
50音を入力することはわかったけど
入力間違いしたらどうしよう…
間違いを怖がらないでください。ミスを恐れるとタッチタイピングは身に付きません。
仮にあなたが以下のように入力ミスしたとします。
この場合は後半の「ございました」の部分が自分の苦手な部分であることがわかります。間違ったからこそ自分の弱点に気付けたのです。次に入力するときは「ございました」の部分を、いつもよりゆっくり入力することを意識するでしょう。
次はタッチタイピングにグッと近づく方法です。
目を閉じて50音を入力
50音入力ができたなら、次は目を閉じて50音を入力してみましょう。
眼を閉じる理由は以下の条件が成り立つからです。
キーボードの操作中に目線を手元に向けない意識を保つのは大変ですよね?意識を保ち続けられないとイライラしたり、途中で投げ出したり、できない自分に落ち込んだりすることに繋がります。そのような状態にならないためにも、意識が関係なくなる環境で練習することがポイントです。
タッチタイピングは手元を見ずに入力するため、手探りで押したいキーを探している状態になります。目を閉じると強制的に手元を見られなくなり、手探りでキーボードを操作しなければなりません。つまり目を閉じることでタッチタイピングと同じ条件が整うと言えるのです。
画像いる?「タッチタイピング 手元を見ずに入力 手探りでキーを探す」「目を閉じる 手元や画面が見えなくなる 手探りでキーボードを操作する」
でも目をつぶって練習することが
本当にタッチタイピングへ繋がるのかな?
目をつぶると目に映る情報がすべて遮断されることにより、集中力が手元に使われます。
手元に集中できるようになると以下のことが起こります。
- 触っているキーが正しいことに自信が持てる
- 『F』『J』の突起を頼りにする
- ホームポジションを頼りに指を動かす
視覚情報がなくなったことで触覚に意識が集中するようになるのです。
タッチタイピングはブラインドタッチとも呼ばれています。2024年現在では『ブラインド=目が見えない』という差別用語として認識されているため、あまり使わないようになりました。
しかし「見えない状態で入力しているようだ」ということから、ブラインドタッチと呼ばれるようになったと私は考えています。 以上のことから目を閉じて文字を入力する練習が、タッチタイピングを身に付けることに効果的なのです。
タッチタイピングのコツ
タッチタイピングができない人は以下の2つのコツを実行してみましょう。
- 触っているキーを頭で想像する
- ホームポジションを崩さない
手元を見ずにキーボードを操作するため、基準になる箇所が必要なことは本記事を見ている方も十分に理解されているはずです。しかしホームポジションだけできたとしても、タッチタイピング習得に時間がかかるでしょう。
習得時間を加速させるためには、今触っているキーを頭で想像することが求められるのです。 これからタッチタイピングのコツを2つ紹介していきます。
触っているキーを頭で想像する
タッチタイピングを身に付けたいなら触っているキーを頭で想像しましょう。想像する理由は正確さを上げるためです。手元を見られないため頼れるのは、キーボードを触っている自分の手だけになります。つまり指先に意識を集中させることが必要なのです。
先ほど紹介した眼を閉じて50音を入力するときも、触れているキーを思い浮かべられないと自信を持ってキーを押せません。
実際に以下の方法で触っているキーを頭で想像してみましょう。
- 手元の基準は『F』と『J』の突起
- 頭の中にキーボード配置を想像
- 『SAKURA』の各キー1つひとつを想像
キーボードのアルファベットを
すべて覚えるのは大変だわ
確かに最初は苦労するでしょう。しかし想像以上に大変ではありません。
理由は以下の通りです。
- 覚えて想像するのはアルファベット26個だけ
- 数字や記号を覚えるのは後回し
- キー配置が変わらない
タッチタイピングをスムーズにできる人は、一瞬でも頭で触れているキーを想像しています。 触っているキーを頭で想像する練習がタッチタイピンに繋がるのです。
ホームポジションを崩さない
ホームポジションはキーボードを効率よく操作する効果があります。つまり無駄がなくなるということです。そのためホームポジションは自分から崩さないようにしましょう。手元を見ずに正しく入力するためには、無駄なことを取り除く必要があります。
タイピングにとって無駄なこととは以下の通りです。
- 指があちらこちらに動く
- すべての指を動かす
- 不安感
無駄はホームポジションを身に付けると自然になくなります。
そんなにホームポジション
って大事なの?
大事です。すべての指の動きがあらかじめ決まっているなら、キーボード操作が楽になりますよね?10本の指すべて動かせば4本でキーを打つときよりミスを減らせます。自信を持ってキーボードを操作できるなら、手元を見ないようになるでしょう。
ホームポジションが崩れるとキーボード操作が大変でミスが多く発生し、手元をチラチラ見ながらタイピングすることになります。 タッチタイピング習得の基本になるため、ホームポジションは守りましょう。
タッチタイピングのメリットは計り知れない
タッチタイピングを身に付けることには以下のメリットがあります。
- ミスを直ぐに修正できる
- 指の動きに無駄がなくなる
- 文字入力のスピードが最低2倍向上する
画面を見ながらキーボードを操作できるため、入力ミスに気付きやすくなります。手元を見ずにキーを押すときに頼れるのは、自分の指先だけになります。
指に自分の思いと違う動きをされると困りますよね?指先のみに頼りながらキーボードを操作していると、指の動きの精度が上がってきます。そして指の動きに無駄がなくなるのです。入力スピードが上がるのは無駄な動きがなくなってきたからども言えるでしょう。
タッチタイピング覚えたてでも
メリットはあるのかな?
覚えたての場合は以下のメリットが得られます。
- 文字入力が楽になる
- 首を動かさずに文字が入力できる
最終的には以下のメリットが得られるでしょう。
- 瞬時に文章を正しく入力できるようになる
- パソコン作業の時間が想像以上に減る
寿司打で練習するなら指の動きに無駄があっては練習になりません。時間制限があるため、無駄な動きによる1秒のロスが金額に影響してきます。 タッチタイピングは寿司打に必須なのです。
タッチタイピングのデメリットは習得に時間がかかること
「今日からタイピング練習を始めて明日にはタッチタイピングができるようになっている」といったことは滅多に起こりません。身に付けるためには時間がかかります。
タッチタイピングには以下のことが必要です。
- 指の動きに慣れること
- キーボードの配置を覚えること
- ホームポジション
いずれも時間がかかることばかりです。毎日タイピングのために30分も時間が取れない人にとっては、苦痛かもしれません。しかし逆に言えば時間をかければ習得可能なスキルとも言えます。
タイピング練習を始めたい人は以下のように練習してください。
タイピング練習に割く時間は人それぞれですが、2週間あれば形になります。1ヶ月練習を続けたなら実務で通用するレベルになるはずです。しかし寿司打は初心者がタッチタイピング練習する場所に向いていません。
本記事で紹介したWordを活用しての練習を継続しましょう。たとえ入力スピードが遅くても目を閉じて50音を入力できたらかなり凄いことです。
タイピング練習はサイトの活用が正しい訳ではない
練習サイトで上手くても実務でタイピングスキルが発揮できなければ意味がありません。つまり練習サイトにこだわる必要がないのです。特に初心者は練習サイトにこだわる必要は無いでしょう。
逆にこだわった方がいいことがあります。それはタイピング練習の環境です。初心者の内はタイピングについて知らないことがたくさんあります。そのため毎日練習し続けられるシンプルな環境が必要なのです。練習サイトには初心者が理解できない内容が山ほどあるため、私は初心者に寿司打をすすめないのです。
練習を自分でシンプルにすれば継続して練習できるようになるでしょう。最終的にタッチタイピングが『できない⇒できる』へと変わってきます。その出発点が『文字を入力することだけに集中する環境で練習を始める』ことなのです。
Wordやメモ帳を使うことで初心者に適した練習環境がつくれます。 あなたのタイピングスキルを成長させるためにも、寿司打やe-typingなどの練習サイトにこだわらず練習してみましょう。
まとめ:タッチタイピングは寿司打ではなくWordを使え
本記事ではWordを活用したタッチタイピングを身に付ける方法を紹介してきました。
- Wordやメモ帳で文字を入力
- ホームポジションを守って50音を入力
またタッチタイピングのコツもお伝えしました。
- 触っているキーを頭で想像する
- ホームポジションを崩さない
つまりタイピング練習方法にこだわりは必要ないということです。
寿司打は初心者にとってレベルが高いため、他の手段で練習することをオススメします。他の手段の1つとして今回Wordの活用を紹介しました。
成長したいなら今までのやり方を変える必要があります。今のやり方に執着せず、時にはこだわりを捨てる覚悟が必要でしょう。 成長の第一歩として寿司打から一度離れて、練習を開始してみてはいかがでしょうか。
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