社会人：タッチタイピングなんて身に付けてどうするの？
タッチタイピングは、パソコンを使って仕事をする現代に必須と言えるスキルです。働き始めた新社会人を始め、多くのビジネスマンに求められるスキルとも言えるでしょう。
そのような中、「社会人になって、タッチタイピングを身に付ける必要があるのか？」と疑問視する声もあります。確かにタイピングを身に付けたところで、どのような効果が得られるのかが分かりづらいですよね。
本記事では、なぜ社会人がタッチタイピングを練習する必要があるのかを解説すると共に、タッチタイピングを身に付ける方法を紹介しています。
この記事で得られること
- タイピング練習を始めるきっかけとなる
- タッチタイピングの必要性を理解できる
これから社会人がなぜタッチタイピングを練習するのかを解説していきます。
社会人がタッチタイピングを練習する必要性について
社会人になり主にパソコンでの仕事をしている人は、タッチタイピングを身に付ける必要があります。パソコンのキーボード操作で活躍するからです。
たとえば以下の作業が挙げられます。
- 会議の議事録
- メールの返信
- 依頼書・仕様書作成
- 日報など
他にもパソコンのキーボードを操作する作業は、身の回りにたくさんあります。タイピングスキルが活躍できる場面が多いのです。仮に今の仕事がタイピングを必要としない場合でも、転職の際は自分の強みになります。
タッチタイピングは仕事において自分の強みとなるスキルです。これからタッチタイピングがなぜ社会人に必要なのかをさらに掘り下げていきます。
パソコンを使う仕事が世の中に多いから
生涯仕事に困らない状態にしたいなら、早めにタッチタイピングを身に付けておくべきです。AIやITの時代、パソコンを使わない職業の方が少数派であるからです。
たとえば以下の職種が挙げられます。
- 化学・製鉄・食品加工工場のメンテナンス部門
- スーパーマーケットの事務
- コールセンター
- 携帯ショップ店員
- プログラマー
- ライター
- 市役所
- 教員
- 看護師
- 作家など
今挙げた職種だけでも10種類あります。工場で働いている人がパソコンを操作しているイメージは、湧きにくいと思いでしょう。しかしメンテナンス部門だけでなく、総務や業務、オペレーターなど毎日のようにパソコンで仕事している人が工場内にいます。
またパソコン業務が当たり前の総務や業務、経理などは各会社に必ずあります。 あなたが知らない業種でも、タッチタイピングは求められるスキルなのです。
海外でも重宝するスキルであるから
タッチタイピングが活躍するのは、国内だけではありません。身に付ければ海外で仕事をする際に重宝します。なぜなら、タッチタイピングは世界共通であるからです。
英語が分からなければ意味がないのでは？
確かにその通りです。たとえば日本語の文章をタッチタイピングできたとしても、英語が分からなければ海外での仕事に活かせないでしょう。しかし逆も言えます。英語が話せる人でもタッチタイピングができなければ、国内で仕事する時に困るはずです。
言語で比べた場合、習得の速度は英語よりもタッチタイピングの方が早く済みます。1ヶ月も練習すれば、身に付けられます。英語はそう簡単に習得できないでしょう。
どちらも習得しておきたいスキルですが、いつそのスキルが発揮できるかは分かりません。時期が来たら直ぐ発揮できるように、あらかじめスキルを習得しておいた方がいいのです。
たとえ日本語入力のタイピングであっても意味はあります。日本語入力の時、アルファベットを意識して入力しているため、海外での仕事で英語を入力する時はすんなりと英語が入力できるようになるでしょう。
タッチタイピングは世界共通スキルであるため、身に付けておいて損はありません。
タッチタイピングには身に付けるメリットがある
ここまではなぜ社会人がタッチタイピングを練習する必要があるのかを説明してきました。タッチタイピングを練習して身に付ける一番の理由は、身に付けた人にメリットがあるからです。
特に社会人にとっては、嬉しいメリットが得られます。これからタッチタイピングを身に付けると得られるメリットについて紹介します。
仕事の速度が上がり自由時間が増える
社会人がタッチタイピングを身に付けると、仕事をサクサクと終わらせられます。仕事の速度が上がるからです。
たとえば先ほど述べた「会議の議事録・メールの返信・日報」などはもちろん、作業報告書・依頼書・見積書・指示書など、キーボード操作が必要な資料作成の速度が上がります。
仮に文字入力が仕事の人は、タッチタイピングを身に付けることが一番の業務効率化と言えます。最終的には仕事が早く片付き、いつもより早めに帰宅できるでしょう。
プライベートを大切にしたい人は、自由時間を増やすことにもつながります。人生100年時代と言われる現代において、大きなメリットではないでしょうか。
『仕事ができる人』として見られる
社会人でタッチタイピングができるだけで、周りから『仕事ができる人』として見られます。社会人でタッチタイピングに自信がある人が少数派であるからです。
2020年に行われたタイピングに関する調査で、新卒社会人の7割は「タイピングが苦手」を回答していることが分かっています。
社会人になると仕事で徐々にタイピングに慣れてくるかもしれません。しかし多くの人が我流でタイピングしているのが現状でしょう（人差し指と中指を駆使して）。
以上の結果から社会人がタッチタイピングを身に付けるだけで、『仕事ができる人』として周りからみられるようになります。
通用する業種の幅を広げられるから
既にお伝えしているように、今でもあなたが知らない業種でタッチタイピングは必要とされています。この状況は、仕事していく上でとても良い状況と言えます。何故なら、タッチタイピングを身に付けることで、あなたが働きたい業種の幅を広げられるからです。
たとえば車が好きだった場合、建設会社で事務仕事をするよりも、自動車製造の会社で事務仕事をしていた方が、楽しく前向きに仕事を進められるでしょう。2020年代は転職することが当たり前になりつつあるため、転職の武器としてタッチタイピングを身に付けるという考えもあります。
今後どのような世界になるか分からない時代です。社会人は自分が望む業種で仕事ができるように、準備しておくことが大切です。仕事に必要な資格は大切ですが、仕事で実際に活用できるスキルの方を社会人には重要視して欲しいと考えます。
タッチタイピングを身に付けるコストが低い
身に付けることで得られるメリットではありませんが、タッチタイピングは身に付くまでのコストが非常に低いのが特徴です。タイピング練習は無料のサイトでできます。もちろんパソコンを持っている若しくは使え、インターネットへ接続できる環境がある前提です。
環境が整っている人は、タッチタイピングを身に付けるためにお金を払う必要がありません。セミナーや講習と違い、場所や時間が制限されないため、自分の都合でタイピング練習が可能です。
タッチタイピングの練習を開始しよう
タッチタイピングの必要性が理解できたなら、さっそくタイピング練習を開始しましょう。
どのように始めれば良いか分かりません
これからタイピング練習をしたことが無い人向けに、簡単な練習方法をお伝えします。やることは基礎練習です。挑戦してみましょう。
基礎であるホームポジションを覚える
まずはタッチタイピングの基本である『ホームポジション』を覚えましょう。ホームポジションが正確性と速度を高めてくれる型であるからです。
ホームポジションとは、キーボード上での指の定位置のことです。入力した後に元の位置に戻すと、次の入力に備えられる利点があります。また各キーに対して押す指を決めています。
指の置き方と各キーと指の関係性が、以下の通りです。
練習はe-typingというサイトを利用してみましょう。入力するキーと指を画面で教えてくれる親切な練習サイトです。ホームポジションを身に付ける練習だけでも、タイピング速度が倍となり、今までよりも明らかに正確な文字入力が可能となるでしょう。
ここで注意点をお伝えしておきます。タッチタイピングでは全ての指を使うため、慣れていない人はとても違和感を覚えます。持論ですが、その違和感は2週間ほど続きます。また普段使用頻度が少ない小指と薬指は、とても疲れますので覚悟しておいてください。
e-typingで100ptかつノーミスを1日1回達成する
ホームポジションを覚えたら、いよいよ文字入力の練習に移ります。タッチタイピングの練習目標があると、やる気につながるでしょう。
最初は以下を目標に練習しましょう。
100ptかつノーミスを1日1回達成
100ptというのは、e-typing内でのスコアのことです。練習する際に意識して欲しいのが、『ノーミス』です。e-typingのスコアはミスの数で変動します。
スピードを求める気持ちは分かります。しかし大切なのはミス無く入力できることです。最初は入力速度を上げるよりも正確性を重視してください。
タッチタイピングは正確性を重視する【入力速度は後回しでOK】
タッチタイピングを身に付けることは、手段であり目的ではありません。練習では正確に入力することを重視してください。ミス入力があるとバックスペースキーを打つ必要が発生します。結果、必然と文章全体の入力速度が落ちるのです。
入力速度も必要ですが、心配しなくてもタッチタイピングの速度は、練習を重ねるごとに上がってきます。
仕事において会社やクライアントがあなたに求めているのは正しさ
誤字脱字や入力ミスが目立つと仕事で信用を失います。正確性を重視してタイピングを練習しましょう。
さいごに
社会人がタッチタイピングを練習する必要性を解説してきました。またタッチタイピングを身に付けるメリットやタッチタイピングの練習の始め方もお伝えしてきました。
特に認識して頂きたいことは、パソコンを使う仕事が世の中に多いということです。
世の中にパソコンが登場してから歴が浅いため、タッチタイピングが求められる仕事が直ぐに無くなることは考えにくいです。今後も働き続ける社会人が、より働きやすくなるための技術としてタッチタイピングを身に付けましょう。
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